練習方法

音域を広げるには筋トレが必須!?正しいトレーニング方法とそのメリット

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音域を広げるには筋トレする必要があるのかな…?

プロのボーカリストってしっかり筋トレしてるイメージありますよね。

高音を出すには筋トレすればいいのかなと思うかもしれませんが…

音域を広げるために筋トレはあまり重要ではない!

結論から言うと、音域を広げるために筋トレはあまり重要ではありません。

喉を開いたり、リラックスしたり、ファルセットやミックスボイスを練習する方が圧倒的に音域は広がります。

これらの練習には、筋トレはあまり必要ないんですよね。

実際わたしも、週7で家で仕事していますし、筋トレなんて三日坊主でほとんどやったことがありません。

それでも十分、歌では広い音域を出すことができます。

しかし!これらを安定させるために筋トレをしておくと、楽になるのも事実です。

効果的な筋トレや、そのほかにあまりやらない方が良い筋トレなども紹介していきます。

音域を広げるために良い筋トレ

音域を広げるために良い筋トレは主に2つです。

  • ランニング
  • 背筋
  • 足上げ腹筋

もちろん、体全体のトレーニングをするのは良いのですが、効果が高いものをピックアップしました。

それぞれのメリットについて詳しく説明します。

良い筋トレ:ランニング

ランニングや、そのほかの有酸素運動は音域を広げるのにはもってこいです!

実際には音域そのものが広がるわけではないのですが…歌ってる最中の体力がないと、音域を狭くしてしまう原因になります。

歌ってる最中に息が上がったり苦しくなってしまうと、どんどん喉に力が入ってしまって固くなるんですよね。

そうすると、歌で大切な喉のリラックスが失われてしまうんです。

常にリラックスして、最大限のパフォーマンスを発揮するためにも、ランニングなどで体力をつけるのは大切ですね。

UVERworldのTAKUYA♾️さんが毎日10km走ってるのも有名ですが、あの音域は努力の甲斐あっての成果ですよね。

良い筋トレ:背筋

ランニング以外に良い筋トレは、背筋です。

歌う時に腹式呼吸を使うと思いますが、腹式呼吸と言いながらも実際は大切なのは背筋です。

吸った息を漏れないようにコントロールしたり、ドシっと歌の支えとなるのが、背筋の力です。

毎日歌を歌う中でも、きちんと意識して使っていれば、歌うための背筋くらいは勝手についてくるものですが…

しっかり筋トレした方が確実ですし、歌での背筋の使い方が曖昧なうちは、トレーニングすることで背筋を意識して歌うこともできるようになります。

音域を広げたいのであれば、ぜひ背筋のトレーニングをやってみてください。

良い筋トレ:足上げ腹筋

筋トレとして腹筋の類をやるのであれば、足上げ腹筋がおススメです。

寝っ転がって上半身を起こすのではなく、脚を上げるタイプの腹筋ですね。

これはいわゆるインナーマッスルを鍛える方法で、普通の腹筋とは鍛えられる筋肉が違います。

腹筋よりもっと内側、歌でつかう横隔膜まわりの筋肉が鍛えられるので、腹式呼吸などの発声のときに役に立ちます。

普段あまり使わない筋肉なので最初はかなりキツいのですが…効果は絶大です。

20回を1セットとして、3セットくらいできるとかなり鍛えられると思います!!

また、鍛えるだけでなく、インナーマッスルの位置を意識することもできるので、歌うときに使う筋肉もわかるようになるのでおススメですよ。

音域を広げるために悪い筋トレ

音域を広げるのに悪い筋トレというものもあります。

ダメというわけではないんですが、気をつけないといけないという意味であえて悪いと表現しております。

悪い筋トレ:腹筋

音域を広げるために悪い筋トレは、まさかの腹筋です。

歌は腹式呼吸を使うのだから、腹筋は大切だろうと思うかもしれませんが、腹式呼吸で使うのはインナーマッスルと背筋です。

腹筋そのものは実は要らないどころか、もしかすると邪魔してしまう可能性があります。

腹式呼吸は横隔膜を下げて、お腹を使って呼吸をコントロールしますが、腹筋がガチガチに固くなっているとそれが上手くいかないことがあります。

腹筋バキバキの人がお腹が固くなってしまって、力んで、腹式呼吸が上手にできないというケースをいくつもみています。

また、オペラの人など、太っていても歌が上手な人って多いですよね。

腹筋は音域を広げるのに良いどころか悪い影響の可能性もあるので、ほどほどにすると良いでしょう。

音域を広げるために必要な筋トレまとめ

音域を広げるために必要な筋トレについて書いてきましたが、まとめると

音域を広げるために必要な筋トレまとめ
  • 音域を広げるためには、筋トレよりも他のコツを掴むことの方が大切
  • しかし、歌の中で正しい発声方法をキープするという点では、筋トレはした方が良い
  • ランニングで体力や肺活量を上げることで、リラックスした発声を維持できる
  • 背筋を鍛えることで、発声や腹式呼吸の支えがしっかりする
  • 足上げ腹筋をすることでインナーマッスルが鍛えられ、腹式呼吸のクオリティがあがる
  • 逆に、腹筋は表面の筋肉が固くなってしまうので、やりすぎない方が良い

音域を広げるために筋トレは大切ではないですが、歌において身体は大切な楽器です。

ある程度の筋肉や体力をつけて、身体の使い方を覚えて、正しい発声の支えになる身体づくりができると良いですね!

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