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ミックスボイスで音域を広げる方法!ミックスボイスの基本から練習方法まで

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ミックスボイスとは?

ミックスボイスは、地声と裏声(ファルセット)の中間の声です!

と言ってしまえば説明は以上なんですが…

ミックスボイスって定義は非常に難しく、ミックスボイスなんてものはないという人もいるくらいです。

というもの、例えば地声と裏声の割合を50:50にしたのがミックスボイスだとしたら、90:10のことはミックスボイスとは呼ばないのか?という感じで、正確な定義はありません。

なんなら、私たちが地声と思っている声は、97:3くらいのミックスになっていたり、完全な地声というのもそもそも存在しない可能性すらあるわけですよね。

ですから正確な定義はありませんが、わたしがここで解説するミックスボイスは、

「ファルセットに地声の成分を混ぜることで、ファルセットよりも芯のある高音を楽に出せる技術」

ということで説明していきます。

ミックスボイスを習得すると音域が広くなる?

ミックスボイスを使うと音域が広くなるかというと、答えはNOです。

正確には、ファルセットで出せる音域まで、地声のような芯のある声を出せるようになる。

ということです。

ですから、そもそもファルセットでも出ない音域は、ミックスボイスで出すことはできません。

逆に、地声で高い音が出ないから声が低いと思っているのであれば間違いです。

ファルセットでなら高い声がでるという人、ミックスボイスさえ習得してしまえば可能性は無限大です!

ミックスボイスが出せるようになれば、ファルセットだけで歌うとダサくなってしまう歌を、かっこよく歌えるようになりますからね!

ミックスボイスで音域を広げるための練習方法

ファルセットを練習する

ミックスボイスを出すためにはまずファルセットの練習が大切です。

ミックスボイスはファルセットに地声成分を足して作りますからね。

ファルセットに大切な要素は、

  • 大きな声を出しすぎない
  • 喉を開き、脱力する
  • 鼻腔や頭に共鳴させ、音の大きさや強さをコントロールする

主にこのあたりだと思います。

特にファルセットは大きな声を出すとビリビリとノイズになってしまうので、優しく出すことが大切ですね。

最初は音が小さくて悩むと思いますが、少しずつ共鳴なども覚えて大きくしていきましょう!

ファルセットに地声を混ぜてミックスボイスにする

ファルセットがある程度できるようになったらミックスボイスにチャレンジしてみましょう。

一番のコツは、ファルセットの地声を少し混ぜるということです。

地声の方からファルセットにするのは、力加減が難しかったり、そもそも高い声を地声で出せないので参考になりません。

例えば男性の換声点でよくあるHiBあたりで試していきます。

少しずつ地声を混ぜていくと、コロッと音が変わるところがあるので、そのあたりがベストな地声の量です!

といっても最初は難しいかと思いますが、何度も試してみてください。

一瞬でできたけど声がぶれてしまう場合は、恐らく背筋とか他の部分が上手に使えていないんだと思います。

ファルセットを出すことと、ミックスボイスにすることに集中しすぎているんじゃないかなーと。

歌うときに気にしている、他のことにも注意を向けてやってみてください。

自分の音域を把握する

まずは自分の音域を把握しましょう!

  • 地声で余裕で歌える音域
  • 地声でギリギリ出るか出ないかの音域
  • ファルセットで歌える音域

これを把握することで、どこからミックスボイスを使うべきかということがわかります。

ファルセットで歌える音域はすべてミックスボイスにできる可能性がありますが、地声でギリギリの音域の部分がめちゃくちゃ難しいんです。

ここを”換声点”と言いますが、換声点では地声を使わず、ミックスボイスかファルセットを使うのが大切です。

無理に地声で頑張ってしまうと喉に力が入ってしまって、喉を壊してしまったり、歌のなかでリラックスした状態に戻ってこれなくなってしまいます。

そしてもっと大切なコツとして、ギリギリつらい音の1つ前の音からミックスボイスを使うということです。

喉のセッティングをして”置いておく”なんて言ったりもしますが、1つ前の音から同じ喉のセッティングにしておくことで、スムーズにキツくない発声をすることができます。

つまりこの”置いておく”技を使うためには、ちゃんと自分の音域を理解し、さらにはその歌のどこで苦手な音域に突入するのかを理解する必要があるんです。

音域を広げるためのミックスボイスまとめ

音域を広げるためのミックスボイスまとめ
  • ミックスボイスとは、地声と裏声を混ぜたような声
  • ミックスボイスの定義は曖昧で、地声も実はミックスだったりもする
  • まずはファルセットをきちんと出せるようになってから
  • ファルセットに少し地声を混ぜていくと、楽に高い声が出せるところがある
  • 自分の音域を把握し、キツいところの1つ前の音から、楽なセッティングに合わせる
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